話の材料が良いのに説得力が無い話とは

2024年04月02日

料理と同じで材料が良ければ出来栄えも良くなるのがスピーチやプレゼン、そして講演です。

でも材料が良くても、調理が下手だと素材を殺して、話の魅力を下げてしまうのです。

ストーリーを作るときに、注意すべきは次の3点です。

1  制限時間に合わせて調理する。美味しい料理も器から、溢れては聞き手にとって魅力が半減する。その為には言葉を良く選び、話す順番を注意深く並べること。

2  伝えたい事を「説明」してはいけない。「私は英会話が得意です」と言うのではなく「先日、信号待ちをしていると外国人が新宿駅へ行きたいけど、と尋ねてきました。そこで………」と展開すること。

3  感情移入を促したければ、五感と内外の声を活用すること。「駅を出ると喫茶店がありました」と言うよりも「駅の改札を出ると珈琲の香りが漂ってきました。誘われるように喫茶店に入ると………」と展開する。

内外の声とは、「喫茶店の前に着いてみると、私と入れ代わりに店を出て来た先客さんが『ホントに美味しいよね。ここのケーキ、また来なくちゃ』と言ってました」

これが外の声、また『入店したらマスターが、ニッコリと微笑んで私を迎えてくれました』これが内なる声です。

話の組み立てが良いと、材料が引き立ちます。また材料に少し遜色があっても、組み立て次第で、見栄えが良くなる。料理と同じです。

#話し方 #あがり症 #緊張 #フルエ 震え #赤面

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