話すことは放すこと、そして離すこと

2024年02月16日

話し方教室の提供する問題解決支援の中で最も大きいお客様の課題は「人前で話そうとすると緊張する、あがってしまう、赤面して恥ずかしい、こうした問題から解放されたい」と言えます。

以前にも書きましたが、人前で話そうとする時、緊張する度合いを世界各国で調査したデータがあります。

例えばアメリカ人だと人前で緊張する割合は全体の約45%という感じです。

国別に列挙してありましたが、中国人は緊張の度合いが低くて40%以下です。

※これらの調査結果は、出ているデータが明確では無いと思えますので、あくまで参考として挙げています。

ただ多くの人たちが出身国によらず、あがる傾向がある、緊張しがちの人は少なからずいる、そうした悩みがあるといった傾向にあると言えるでしょう。

同じ日本人の中でも違いがあります。

大きな舞台で数百名の聴衆を前にして、足が立たずにしゃがみこんでしまう方が居る一方で、何事も無かったように振舞い、マイクを持つ手も震えずに堂々と意見を述べる方も居ます。

かと言って、常に同じ堂々の態度が保てるか?と言えば、そんな事は無く、聴き手の中に独りでも、話し手が日頃、好意を寄せている好きな方が居たと分かれば、急にその方の肩に力が入り、強い緊張感に襲われるという状況にもなります。

要は同じ人が、自分の置かれた状況で、緊張することも有るし、無い事もあるという訳です。

では、人前で常時は緊張しない人が、たまたま何かの影響で、緊張してしまった時に、自分で取る行動は、いかなるものでしょうか?

この疑問に対する回答的なモノを未だ見たことが有りませんので、ここから先は私の考えです。※自分だったら、こうする!というアイデアです。

その1 先ず足を踏ん張ります。少し足を開き気味にして、爪先に力を入れて足の裏全面を使って地面に踏ん張る感じです。※足の開き加減は、右と左の足の甲の間に握りこぶしを入れる感じの空き加減です。

こうすることで腰より下が安定します。同時に身体の上体の緊張した力を、下部に下げる事が出来ると感じます。

その2 次に発声するときの口の開きを大きくします。例えば口に拳骨を入れるくらいの意識で口を開きます。実際に拳骨が口に入るはずも有りませんが、意識の上では、なるべく口を大きく開きます。開口です。特にアカサタナハマヤラといったア行を開くと良いですね。

その3 腹式呼吸に没頭します。お腹の下部が、前に出てくるように息を吸います。胸にある肺に空気は入りますが、肺を下に向けて押し広げる意識を持って、横隔膜と呼ばれる機関を下方向に押し下げるように息をするのです。こうすると「その1」の足を踏ん張るのも容易になると思いますね。

挑んでみて下さいね。

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