事前の練習にチョッピリ時間を使おう

今日は朝から雨が振っています。
雨にまつわるスピーチのネタも、色々と有りますね。
雨に祟られた(たたられた)想い出に始まり、始めて買ってもらった傘の事、雨の中を傘も差さずに、濡れて遊んだ想い出、・・・・もう雨という一つ事を取っても様々な事が話せます。
かつての話し方教室では、話しのネタを探すのに「木戸にたてかけせし衣食住」などと呼んでいました。
何を話そうか?と迷ったときは、き=季節の話し、ど=道楽や好きなこと、に=ニュース、た=旅の話し、て=天気の事、か=家族の話、け=健康の話し・・・などなどを挙げて話せば良い、と謳った話し方の本があるくらいでした。
これも良いですが、話題は周囲を見渡せば、数限りなくあります。
いま皆さんが席に座って居るとするなら、目の前のパソコンに関する思いだけでも数十種類のネタが挙げられます。
・パソコンを始めて買った日の事
・パソコンで便利なソフトの話
・パソコンを買う時にお勧めの店は
・上手なパソコンの選び方
・私のパソコン失敗談
・いま欲しいパソコンソフトの話
・インターネットの思い出
・海外のネットと日本のネット状況
・パソコンで遊ぶ方法
・マクロソフトの出現する前の思い出
・私の想像する未来のパソコン
・運転中に使うと楽しくて安全なソフトの話
などなど、ざっと思い付くだけで、数え切れません。
こうしてアップしたテーマから1つを選んで、例えば300字に纏めると、もう3分間スピーチが完成します。
原稿用紙に書けば3/4の量です。
この時に、余り文書の良し悪しに捕われない方が良いでしょう。
「立派な事を話さなければ」と思った時点で、緊張感が走ります。
「まあ、270字かな、これで良いかな」くらいに大雑把な気持ちで良いのです。
なにしろ、あなたは自分の思いを文書に認めた(したためた)のですから。
この時に、出来れば前回までの紹介した話法をお使いになる事をお勧めします。
〇三段話法
〇結論先出し話法
〇箇条書き話法
これらの話法から、自分の原文に活かすには、どれが良いかな?と見当を付けて、さらに文書を書き直したり、付けたり、削ったりすれば良い文書になります。
本来、こうした努力をなさる方は、少ないですし、多くの方は「今度はパソコンの思い出話をしようかな。テーマは、えーっと、そうだ、初めて買ったパソコンのソフトの使い方が分からずに困ったけど、斉藤くんが指導してくれたから何とか使えるようになった…まあこんな事で良いかな」くらいにいしか、考えていません。
それに反して、私には明確な話のネタもシッカリあるし、話法も決めている、あとは話を文書にして、10回も練習しよう、そうすれば万全だからね・・・と自らで自分の意志をコントロールできます。
簡単な事ですが、やる人は少ないので、直ぐに差が開きます。
やる人は「勝利」するし、何も手を打たねば、次回も「負け」戦(いくさ)になるでしょうね。
こうした地道な練習が、いつしか不要になり、いつ依頼されても大丈夫と胸が晴れる日もやって来ます。