お弁当作りとスピーチの関係を考えてみる

2024年06月06日

皆さんは料理がお好きですか。

私は好きです。

夕食や休みの日のお昼は、私が料理の担当になります。

とはいってもプロではないので、創れるものも多くは有りません。

実は創ることより、食べた後の皿洗いに興味があります。

ほぼ連日のように食事の後の洗い物は、私がやっています。

その訳はその内に機会があれば書いてみたいですが、今回はお弁当の話です。

お弁当と言うと皆さんは、何を思い浮かべますか。

私の実家は熊本の片田舎でした。

親父は、若い時から家の前の有明海で魚貝を採っていた漁師さんの船を造っていました。

小型の漁船です。

元は木造船でしたが、私が物心ついたころに素材がFRPと呼ばれるプラスチックに替わりました。

あのレーシングカーやゴルフロッドの材料です。

そうなると創り手として、それまで現場に入る事が無かった女性も進出して来ました。

私の母親も、30代始めから漁船を造る仕事を手伝い始めたのです。

ですから遠足や運動会で食べるお弁当は全て、自宅から車で30分も走った所にあるお弁当屋さんで買ったものを持って行きました。

昔のお弁当屋ですが、そこは熊本駅の正面にあって店名は音羽屋さんでした。

駅弁を創っている内に、訪ねてくるお客さんにも弁当を並べて売っていたのです。

自宅で作った弁当よりも、見た目が美して、色とりどり、食材もあれやこれやと一杯でした。

当時は400円くらいだったかなあ。

それを1個だけ買いに親父の車で店を目掛けて早朝から出かけたものでした。

今、思い出せば結構な贅沢にも思えます。

お弁当を開けて食べようと箸を持ち、蓋を開けると、それは美しく飾られたご飯、

シュウマイ、焼き肉、野菜、香の物といった具合で、田舎者の私は嬉しく感じました。

ただ後で思い返せば、母親の弁当にはなかなか会えなかったのは残念でしたが。

その後、20年と少し経ってから私は話し方教室を開きました。

そして急に思いだしたのが、昔のお弁当の姿でした。

店で買ったお弁当は姿が美しかったのです。

母親のは決して不味くも無いけど、美しくは有りませんでした。

未だ話し方教室の生徒さんも少なくて、時にはカミさんが作ってくれた弁当を持って教室へ通っていたのです。

そして仕事を始めて、まだ間もない私の生徒さんは少なくて、連日、電話での問い合わせを待つ日々でした。

昼になると食事だ!と弁当を開きます。

丁度そのころは未だ教室の講師として新人どころか、勉強しなきゃいけないレベルでした。

そこで話法の本を出しては、生徒さんに説明する手順を考え、話法の種類も何度も復習して、間違えぬようトレーニングしました。

話法とは例えば箇条書き話法を使えば、3つの事象を挙げて、それぞれに付いて詳細を述べるというものです。

この話法を新しく来る生徒さんにお伝えするには?と考え、話法の骨格をイメージしながら、言葉に乗せて説く練習をするのです。

話法は三段話法、結論先出し話法、四段話法、ショッキングリード話法・・・

と沢山ありましたが、初めて聞く人に分かりやすく説明するというこちら側の準備は不可欠でした。

そして思ったのです。こりゃあ、お弁当を作るのと同じだな、って。

入れる材料も異なる、容れる箱も違うし、何をどこに入れるかも、弁当の種類で色々ある・・・・。

おむすび1個のお弁当だって美味しそうに作って、上手そうに収めればご馳走です。

沢庵付けを2枚、付けようかな、というアイデアもスピーチの作りに似てます。

今回は弁当に関する記事を書いた気になりましたが、スピーチの上達には、弁当作りの感覚も大事だなあ・・・と独りゴチています。

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